こんにちは、アンダーソンです。
今回はSalesforceのGoogleChrome拡張ツールの一つ、
Salesforce DevToolsの使い方を解説していきます。
Salesforceを使うのにGoogleChromeを使っている方は多いかと思います。
GoogleChromeにはSalesforceをもっと便利に使いやすくする拡張機能
というものがあります。
Salesforceに関するものは無数にあるんですが、
その中でも特におすすめの拡張機能がこのSalesforce DevToolsです。
何がそんなにおすすめなのかというと、
- オブジェクトごとのリストビューや設定画面にすぐに飛べる
- 画面内でクエリを発行しリストがすぐに見れる
- 選択したオブジェクトのER図をすぐに作成してくれる
- ページレイアウトやオブジェクトの詳細をエクスポートできる
などなど便利機能がたんまりと入っているのに完全に無料で使える
ありがたいツールです。
ではそれぞれの機能を細かく解説していきますので
ぜひ気になる方は最後までご覧ください。
Contents
Salesforce DevToolsの使い方 7つの機能を徹底解説!
2020/6/17現在で1万人以上のユーザが使用しており、
評価も星ほぼ5という信頼性もあるツールです。
この機能の良いところを使いこなせばより早く、
Salesforceの標準機能はもちろん、開発にも役立ちますし、
テスト仕様書を作成するのにも使える代物です。
※今回は標準オブジェクトの取引先(Account)を使って説明していきます。

1.リストビュー画面呼び出し
まず1つめの機能は
リストビューの呼び出しです。
DevToolを開いたらListを選択しましょう。

すると開いているオブジェクトのリストビュー画面へ遷移します。

開く画面は最後に開いていたリストビュー画面がデフォルトとなるようです。
2.設定ページの呼び出し
次は設定ページの呼び出しです。
同じくDevToolを開いて今度はSettingを押してください。
すると今度は項目編集画面へ一気に飛びます。

標準オブジェクトの場合は項目のページですが、
カスタムオブジェクトの場合はページレイアウトとかも含まれているため、
これがものすごく便利です。(クイックアクセスやオブジェクト編集でもできるんですが。。)
例えば取引先の画面から他のオブジェクトを検索して
そのオブジェクトの設定画面に直接飛ぶなんてこともできます。
3.オブジェクトドキュメントページ呼び出し(標準オブジェクトのみ)
標準オブジェクトのみの機能になりますが、Settingのさらに右のDocをクリックすると標準のドキュメントページへ飛びます。

ただ難点なのが英語のドキュメントなんですよね。
日本語に飛ぶ機能があればもっといいのになと思うところです。
4.Queryエディタ


チェックを入れた項目が勝手にクエリに反映されるだけでなく、
項目名のサジェスト、
WhereやAnd、OrderBy
などのクエリのサジェストまでしてくれるものすごい優れものです。
Queryボタン押下でクエリの件数結果を取得できます。
さらにエクスポート機能までついており、
エクセルでエクスポートできてしまうのでちょっとしたデータ取得には最高です。
※2000件以上のデータ取得エクスポートはできないようです。それ以上のデータ取得の場合はクエリだけ作ってデータローダとかでするのが良いかと思います。
5.デバッグサーチ

デバッグログの検索及び参照が簡単にできます。
設定→ログ→デバッグログからユーザのデバッグを貼ることができますが、
そのログの参照を格段にみやすくしてくれます。
デバッグを貼る際にログレベルを設定しておけば、
色付きで表示もしてくれるのでユーザが何をどのようにして
というのが追いかけやすくなります。


6.エクスポート機能
6-1.項目詳細
オブジェクトの項目詳細をエクスポートできます。
仕様書の作成を100倍早くしてくれます。
やり方は簡単で、エクスポートからObjectFieldDefinitionを選択するだけです。
一瞬でエクセルを生成してくれます。


6-2.レコードタイプ&ページレイアウト内容
これは最近できた機能なんですが、
オブジェクトのページレイアウトごとの項目を
エクセルにダウンロードしてくれる機能です。
先ほどの項目詳細の下のボタン、
PageLayoutをクリックするだけでページレイアウトの種類、
さらに種類ごとの詳細を出してくれます。

6-3.ER図
スキーマビルダーと同じような機能になりますが、
パッと簡単に作れる点と何よりファイルでダウンロードできてしまうので、
こちらの方が実用性は高いかもしれません。
やり方は簡単で、SearchObjectから

オブジェクトを検索し、一つ以上選択した上でERDsを押下するだけです。ここではContactのER図を出してみました。

もちろんもっとオブジェクトを増やせば複雑なものも簡単に作れてしまいます。
7.一括編集機能
これも便利でリストビュー、設定画面で使うことができます。


設定画面ではチェックボックスの一括チェック機能もあります。
リストビューと同じようにカスタム項目などの一括編集機能もあります。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
このSalesforce DevToolsはシステム管理者をされている方にとっては
必須くらいのアイテムではないかと思います。
拡張機能はショートカットキーへの設定もできるので、
自分の好きな組み合わせのショートカットキーに設定し
より早くツールを立ち上げることもできますので、ぜひみなさんご活用ください!